青森の旅 vol.3(最終話)

そして、今日もダラダラと目を覚まし、再びりんごジュースに舌鼓を打ち、さてどうしようか。なんかニュースを見てたら青森県の一部で大雨らしいけど、テレビを見てても天気予報の地域区分がよく分からん。さんぱちかみきた…とはどこなんでしょう?下北半島ってのがあるからその反対側のことなのかな、とか勝手に考えてました。
まぁ、そんな不安を抱きつつも、とりあえずホテルをチェックアウトし、いったん弘前へ行ってみることに。ちなみに、これは駅にあるりんごのねぶたらしいです。

いったん10時ごろに弘前に着いたが、ここで問題が。どうも雨で五能線が止まってるらしい。まずいなぁ。これから五能線の「リゾートしらかみ」に乗らなきゃあかんのになぁ。弘前出るまでに何とか直ってるといいんだが……
とまぁ、愚痴ってても仕方ないので、いったん駅に荷物置いて、大鰐温泉へ行ってみました。東北に来て温泉に入らないのもどうかなーと思ったので。駅の近くに道の駅があって、そこで風呂に入れるんです。
……
うーん、まぁこんなもんか。でも疲れが取れた気はしました。で、今度は弘南鉄道弘前の中心街へ戻ることに。切符を売ってくれた駅員さんが津軽弁丸出しで非常に良かった。
あっという間に街中に到着。この街も中心市街地と駅とが離れてる、昔ながらの街によくあるパターンなんですが、なんというか、すごく粋な街だな、と思いました。カウンターだけのバーが、普通に路面店として存在してたり、ここだけで何でもそろうんじゃね?と思う程の充実っぷり。尤も、明らかに完成して人も住んでるマンションの壁に「モデルルーム公開中!」とか書いてあるのを見ると、やっぱりここも地方都市で景気はちょっと悪いんだろうなぁ、と思ってしまいました。
で、弘前城をぶらぶら散策したりしつつ、発車30分前に駅に戻ってきてみれば……「リゾートしらかみ運休のお知らせ」。おい!せっかくここまで来たのに何ということですか!駅員さんに指定券を渡して金を受け取ったはいいものの、これからどうするかなぁ……「日本海」の寝台券は秋田からしか買ってないし。あ、そういえばまだ行きの切符は青森までしか使っていなかったな*1。よし、今から青森まで金払って戻って、そこから乗ろう。もう一回青森の物産館(アスパム)には行っておきたかったし。
それから青森に戻って、寝台券の区間を変更してもらい*2、もう一回アスパムへ。今度は職場で配るみやげ物を選ばなきゃいけなかったので、本当に真剣でしたよ。
そして、ぼーっと駅でDSとかをしながら待ち、いよいよ「日本海」に乗車。

ちょっとボケてしまったけど、この、いかにもブルートレインって感じがたまりませんね。個人的にも北海道内の寝台車以外乗った事無かったから、すごく楽しみだったりする。
……だいぶ中は老朽化してるなぁ、と思ったけど、非常に清潔な感じで良かった。そして車掌さんも良かった。富山とか朝早く着く駅で降りる人には「お起こししましょうか?」とか声を掛けてたし、旅情を感じさせてくれるアナウンスをしてくれるんですよ。機関車付け替える停車のときには「青森から延々900キロ近い道のりを走ってきた機関車の取替えでございます」とか。まぁ、例によって寝床で銀河高原ビール飲んで、ほたて10万石を食って寝てましたから、車中のことはあまり記憶に無いんですが……
そして、敦賀で降りて、あとは在来線と新幹線を乗り継いで名古屋に着いて、それで今回の旅はお終い。
 
ああ、一人でこんなにあちこち動き回ったのは久しぶりだ。そして47都道府県全制覇も無事達成した。今度は、旅先での感動を一緒に共有できる人と行きたいもんだな、と思う今日この頃です。

*1:実は、今回予め買っていた乗車券では、弘前へは行けないのです。乗越しとかも出来たんだろうけど、面倒くさかったから別途青森→弘前は切符を買って移動することにしました。金持ち喧嘩せず?

*2:乗車券はいいの?って聞いたら、まぁ乗ってから車掌に相談してください、と非常に曖昧な返事だった。結局何も言わず寝台車の車掌さんも判子を押してくれたけど……ま、五能線周りのほうが距離が長い=金も沢山払ってるからなぁ。