青森の旅 vol.2

ホテルの朝飯ウマー。特にりんごジュース。やっぱり本場で飲むと違うね。
それはさておき、今日はどこへ行くか特に何も決めてなかったりする。どうしようかな。やっぱり恐山かな。よし、とりあえず行ってみるか!
で。下北半島には高速道路が無いから、行くんだったらレンタカーより電車のほうがいいかなと思って、青森駅へ行ってみた。そしたらちょうど小さな旅ホリデー・パスが使える日だった。本当は片道2,000円近くかかるところが乗り放題で2,000円!これは素晴らしい。さらに駅に着いたらちょうど快速電車が出発する時間帯。1時間1本も電車が無い場所だから、これはついているとしか言いようが無い。
そんなわけで、電車とバスを乗り継いで、恐山。ちなみに、バスは街中を過ぎると観光モードに早変わり。音声アナウンスで恐山の歴史を語ってくれたり、歌を歌ってくれたりします。

地獄としか言いようの無い風景が広がります。うーん、これは気が滅入ってくる。ちなみに湯気のように見えるのは湯気です。硫黄が地面から噴出してるので草木は生えず、こういう風景になるわけなんですね。

ちなみに、バスには外人さんも乗り合わせててスピリチュアルとか何とか言ってました。そりゃ、世界でも多分ここでしかお目にかかれない風景だからなぁ。でも、私は途中で本当に怖くなってきましたよ。だって、写真では石が沢山つんであると思いますが、これは賽の河原の石なんですよね。賽の河原ってのは、親より先に亡くなった子供が供養のために小石を積み上げて塔を作る場所。そしてそれは完成する前に絶えず鬼にくずされ、また一からやり直し。だから、鬼が来る前に皆さんも石を積んであげてください、という結果がこの写真に現れてるわけなんですよ。ここに集まる子供たちの供養になるように。多分、子供を早くに亡くした人が来て積んでいってるんだろうな。それだけならともかく、ここは人が死んだら魂が帰ってくる場所なので、ふっと周りを見渡せば、石に油性マジックで人名と年月日(たぶん亡くなった日なんだろうな)が書いてあり、それがあちこちに置いてある。

……「ごめんなさい」とつぶやいて、足早に帰りました。ここは遊びで来る場所じゃない。本当にそう思いました。
 
気が滅入ったまま、帰りのバスで下北駅へ。え?次の電車まで1時間30分?どうしようかなぁ……そう思ってブラブラと街中を歩いてたらゲーセンがあって、しかもQMAがある。こんな所でプレーできるとは思わなかったwwおかげで有意義な時間をすごせました。競馬検定ウマー。
で、汽車に乗って一路八戸へ。ここにはとりあえず寄ってみたかったけど、何にも無かった。ああ、こんなことなら行かずに浅虫温泉にでも行ってるんだった。
青森に着いたときにはすっかり夜になってました。うう、寒い。でも、宿に帰ってからはまたほたて十万石をツマミに酒を飲んでオリンピック見てましたとさ。
(続く)