「最高」を知ることの大切さ

怠惰に過ごす毎日。どうしたもんかなーと思ってふと本屋に入ったら、入り口付近の平台でミリオネーゼ向けの特集をやってた。こんな田舎に居るわけねぇだろ! 本屋は何を考えてるんだろう。ま、それはさておき。

勝負勘 (角川oneテーマ21)

勝負勘 (角川oneテーマ21)

元騎手の岡部さんが書いた本。中央競馬で38年間乗り続けて、合計2943勝(歴代最多)もした、とても凄い人っす。
そんな方が、自分の騎手への馴れ初めとか、レースに勝ったときのエピソードとかをつらつら語ってます。結果を出さないと直ぐに捨てられる世界で、38年間も第一線で活躍し続けた方は、いったいどういう心構えで日々頑張っていたのか。
一貫して漂ってるテーマが「今できることを、気負わずに頑張っていれば、そのうちいいことがきっとある」。それを岡部さん自身の人生経験を描くことで裏付けているような、そんな本でした。向上心を放棄して努力を怠れば、つかめるはずのチャンスも掴めなくなる、と。その通りだよなぁ。心にグサッときましたよ。
所々に付け加わっているビジネス書臭を差し引いても、非常に為になる本でした。競馬が好きな方なら、さらに面白いと思います。