財務担当役員の料理人

プレゼンと料理って結構似ているのかも、と思った。
相手の事をよく調べて、相手の体の為に必要な栄養素を考えた上で食材を選び、どうやったら必要な栄養素が相手に届くかを考えながら調理し、こういうスパイスを効かせたらもっと料理が引き立つだろう、とか考えて一生懸命作っても、相手の好き嫌いを超えてまで料理を食わせるのはなんと難しいことか。今は相手の嫌う「現実」という名のスパイスを効かせ(聞かせ)まくってるから、仕方ないんですけどね。調理人側が相手に無理やり料理を食わせるだけの力があるならまだしも、そうでない場合はもう、ね。苦労が水の泡ですよ。
口に合わないのは仕方が無いんだけど、中には「お前そんなこと言ってる場合かよ」みたいな奴が好き嫌いを主張する訳で、そんな時は本当に呆れますね。自分の体のことも分かってないのかよ。そう思って、アンタの体がいかに蝕まれてるかがよーく分かるように工夫して作ったのにさ。分かってないとか言うのは勝手だけど、あなたの体の中で働いている社員の事も少しは考えてあげてください。