家族計画

職場の先輩が一緒に帰りたそうなオーラを出してたので、仕事ぶった切って帰った(p.m10.)。
降りる駅が一緒なので色々と雑談をしてたら、どうも明日は息子さんの幼稚園でお遊戯の発表会があるとか。しかも息子さん主役とか。普通はそういうのに行くのは奥さんに任せるところだけど、奥さんはインフルエンザで入院中。どうするあいふる。
俺だったら、仕事でバツをつけられようが休んででも行くなぁ、と思ってたら、先輩も全く同じ考えだった。しかも、息子さんは気を遣って(お母さんが入院してて今大変な時期だから)そういう会がある事を先輩に言ってなかったとか。その話を聞きながら、涙ぐんでしまった。家庭って良いよね。
聞けば、その先輩も家庭環境がやや複雑だったから、自分の子にだけは絶対にそういう思いはさせたくない、と。だから家族は最優先。わかりますわかります。授業参観でクラスで自分ひとりだけ親が来てない時の寂しさ。親御さんお子さんについてあげてくださーい、とか無遠慮な担任が言うと、一人あぶれちゃう俺に気を遣って学年主任の先生が横についてくれたりするんだよな。邪魔だから。惨めだから。そういうことを何でわかんないんだろうね、あいつらは。でも、子供心にも、自分の親が来れないのは仕方が無い、みたいな感じで我慢してしまうんですよね。そして、それが鬱屈として溜まってくるから、人間がひねくれてしまいます。
そんな環境で育ってきたので、そういう家族愛に溢れた話に、俺すごく弱いんですよ。ああ、またクラナドが(アフターストーリー限定で)やりたくなってきたな。いいお父さんになりたいが、なるためにはいいお母さんも必要なんだよな。その時点で、俺には無理ですねw