南みちのく放浪の旅Vol.3〜ヘンタイは滅ぶべし

ぎょーざ。

さて、この日も7時に起きた。前日の夜の一悶着のせいで、なかなか眠れなかったんだけど、致し方あるまい。なにせ、福島行きの電車がほとんど無いんですよ。朝8時の次は16時30分だから。8時間30分電車無いんですよ。山形新幹線を使わせたいからなんだろうけど、いくらなんでもあんまりじゃないですか。うちの近所の名松線だって2時間に一本を維持しているのに。
まぁ、それはさておき。駅の土産物屋が開いていたので、米沢牛関係の既製品を購入することが出来て(゜д゜)ウマー。これである程度のみやげ物は確保できたかな。そしてコンビニで完全民営化記念サンドイッチという怪しいネーミングのサンドイッチを買って、電車の中で喰らいながら福島へ。
ずーっと山の中でした。例によって圏外だし。しかし、山形と福島の県境の峠を抜けると、一気に雪が晴れたのには感動。
1時間かかって福島に到着。これからのんびりと東京に向かってもいいのだが、どういうわけか足が痛む。昨日歩きすぎて筋肉痛にでもなったのか。しかも、なった個所が足の裏というのが、これまた非常にバカらしいのですが。
そして、福島でどう過ごすか悩んで悩んで出した結果が、「温泉」。東北三名湯の一つで、外湯巡りができるらしい飯坂温泉に行ってみることにしました。なんとロマンティックじゃないですか。本音を言うと、バイト先の綺麗なおねぇさんが「飯坂さん」という名前なので、何かしらの縁を感じたからなのです。嗚呼、なんとロマンティックじゃないですか。ウソです。
電車で20分弱で到着。早速、平成○年にリニューアルオープンしたとガイドbookに書いてある所へ行ったが、なんと月曜日定休日。なめんな。ほかのところは公民館の公衆便所みたいな外観なのに。どこに行けばいいんだ。
それでも、せっかく来ておいて入らない方がもっとバカらしいので、その便所へ。便所の癖に入湯料100円取るとはいい度胸してるじゃないか。しかも、湯に入ってから今回の旅行にはタオルを持ってこなかったことを思い出す。ますますどうすればいいんだ。
仕方がないから、風呂から上がった後、手で体の水滴を払い落とし、仕上げにアンダーシャツでふき取るという暴挙に。女性ではこうは行くまい。しかも、そのアンダーシャツを着なければいけないところが負け犬臭くてステキ。荷物を減らすにしても、タオルだけは持っていったほうがいい、と思った。
そんなこんなで飯坂温泉を去り、あんぽ柿を親への土産に買い、宇都宮へ。郡山での待ち時間の間に下車して殺伐と吉野家で喰らった事以外、特に言う事はありません。

そして、乗り継いで2時間強で宇都宮に到着。ギョーザの街での目的は、もちろんギョーザを食らうこと。街中にギョーザの像までありますからな。さすがに本場だけあって焼きギョーザのくせに、中から汁がにじみ出るんです。うまいうまい。で、今回の旅の目的である「さいたまさいたま!」を実行する為にさいたま新都心へ。
駅の側のさいたまスーパーアリーナには度肝を抜かれました。そして、その頃ようやく東京で会う手はずになっている先輩からTel。心配しましたよ。メール送ったらメールボックスがパンクしている、といわれるし、電話は留守電だし。このまま連絡がつかなかったら、私はどうすれば良いんですか。
聞けば、何とついさっきまで飛行機の中に居たらしい。ということは、帰ってきてすぐに私と会って下さる、というわけで。やはり社会人は時間の使い方が違いますな。そんな事を思いながら、先輩と会う時間までその辺をぶらぶらする事に。というか、2日間着替えなかった服を替えなければならないので、いそいで店を探しました。
ついたところがイトーヨーカドー。早速紳士服売り場に直行し、一番安いアンダーシャツ、靴下、パンツを購入。トイレで着替える事にしました。しかし、一番安いパンツは安いだけあって生地が少なかったのです。Tバックを少々マシにしたような感じ。ふざけるな。はみ出るんだよ、これじゃあ。結局、パンツだけはそのままという非常に情けない姿で逃げるようにトイレを出ました。古い服はゴミ箱へ。なんとまぁダメな旅人だろう。
そして、痛む足を引きずりつつロッテリアで時間を潰す事に。そしたら、フロア一面にガチャポンが配置されているスペースを発見。これはすごい。一休さんや野菜(君は全種類集めたか?!)、さらには渡る世間は鬼ばかりまで非常に多くの物を見つけることが出来ました。ここでネタになりそうなものをいくつかやって、お土産とする事を決意。これがあたった人は申し訳ないです。
そして、さいたまから電車で20分。上野駅で先輩と合流し、そのまま飲みに行くことに。いやぁ、いろいろと身のあるお話でした。とりあえず、話した事のまとめ。

  • 男の本領は狩りにあり。
  • 人生万事塞翁が馬。
  • 息抜きが上手いってのはいいことだ。
  • 根本思想は誤魔化せない。
  • 恋人は維持するのに手間がかかる。金もかかる。自分に時間を割きたいのなら、必要ないかもしれない。
  • あまり親しくない友達でも、ビジネスの観点からすると関係を維持するに限る。←ムラの同僚との関係は、恐らくこうなっていくのでしょうな。
そして、先輩宅に泊めてもらうことに。恐縮です。こんな事になるなら、もっといい土産を持っていくんだった。それでも、恥を知らない私は風がビュービュー吹き荒れる中、先輩宅へ行き、一緒に寝ましたとさ。四日目へ続く。
三日目の行程:米沢→(JR奥羽本線)→福島→(福島交通)→飯坂温泉→(福島交通)→福島→(JR東北本線)→郡山→(JR東北本線)→黒磯→(JR東北本線)→宇都宮→(JR東北本線)→さいたま新都心→(JR東北本線)→上野→(営団地下鉄)→??。先輩宅を公表するわけにはいかんのでね。ご勘弁ください。というか忘れちゃった。