九州傷心旅行 Vol.3

さて、この日は当然平日。だが、俺は休み。というわけで、特急乗って一路長崎まで行きました。
しかし、九州の特急って豪華ですね。走り出したら運転席のスモークガラスがサッと透明になって景色が良く見えるとか。もうビックリですよ。ドリンクもサービスしてくれるし。
で、長崎。高校の修学旅行以来だから……12年ぶりか。覚えてることといったら、女湯を皆で覗こうとしたけど断念したこととか、グラバー園の急峻な坂に辟易したこととか、島原→熊本のフェリーの上で告白したこととか、そういう青春の思い出くらいです。
だから、全く長崎に関する知識はゼロに近かった。で、女性の一人旅向けの「ことりっぷ」を買って、色々眺めてると……ふーん、美術館か。面白そうだな。どうせ普段行かないんだから、今日くらい行ってみるか。
で、長崎県美術館へ。彭城貞徳って人の絵が飾ってあったんだけど、この人の風景画が琴線に入った。夜の海が本当にきれいで、思わず絵の前で立ち尽くしてしまったよ。
高校生の時にここに来ても(尤も、この美術館ができたのは21世紀になってからだから、その時には訪れようがなかったわけですが)多分何も感じなかったと思う。でも、今来てみると、絵もいいもんだな、と思えた。
あと、新しいから本当にモダンな建物なんですよ。普通に東京の街中にあっても違和感ないだろううなって思った。
 
それから、小腹がすいたので昼飯を食べることにしようと思ったが……ちゃんぽん?いいえ。せっかくだから、ここでしか食べられないメニュー、トルコライスにしました。
簡単に言えば、ドライカレーとナポリタンとトンカツとサラダを一枚のプレートの上に乗っけたもの。ボリュームたっぷりな料理です。美術館の側にある「出島ワーフ」って所で、ちょうどトルコライスのランチがあったので、お相伴。カツが揚げたてで凄く美味しかったが……これだけでお腹一杯になったw
 
お腹が一杯になったところで、出島をブラブラと。昔よりだいぶ綺麗になった気がする。カピタン屋敷もきちんと再現されてたし。

ただ、花粉が凄くてもう居てもたっても居られなかったから、途中で中断してさっさと銭湯へ行って寝てました。これも一人旅ならではのワガママですねw
 
あとは平和公園へ行って、駅でブラブラして、空港でブラブラしてました。空港で食べた五島うどんが素晴らしかった。地獄炊きってメニューを注文しましたが、グラグラと煮えたぎる鍋の中からうどんを掬って、あごだし(トビウオのだし)や卵につけて食べるというもの。五島うどんが細めなので、だしや卵と程よく絡んで、これがまた何ともいえないウマさ! あごだしは本当に反則だよ、これは。顎が落ちるほど美味しいからあごだしという意味が分かった。これで料理作ったら絶対美味しいんだろうな。
その後、皆にお土産を買いつつ、帰ってきました。飛行機の中でやって旅番組で、秋田の郷土料理「だまこ鍋」をやってたのが印象的だった。これもウマそうだったな。また作り方しらべて作ってみよう。
 
そして、旅の最後にサプライズな嬉しいお知らせが舞い込んで来た。本当に縁結びのお守りってご利益あるんだな、と思わざるを得なかったですね、ふふふ。

ともあれ、2泊3日、思いっきり楽しんできました。2日目に色々と案内してくれたMさんに心から感謝します。これを糧にまた頑張っていきたいと思います。