先生!うまく喋れません!

今度、新人へのフォロー研修で講師を努めることになった。おいおい、俺なんか差し向けたらもう滅茶苦茶やっちゃうよ?
俺って口下手なんです。プレゼンでも言うことを一言一句残さず全部プレゼン用紙に書いてますし、客先に行くときも必ず聞くことは全部箇条書きにして、それを片手に喋ってます。そして、ICレコーダーは持ってません。後で聞ける、と思ったら気が抜けますから。
だから、教師って職業は本当に尊敬します。何を伝えるか完全に整理して、生徒からの横槍も適度にかわして、しかも1年間も同じ人たちに毎日のように教え続ける。とても真似できねぇよ。

まぁ、それはそれとして。うーん、どうやって教えたらいいんだろうね。一応資料は整備したが、不安で仕方が無い。アナウンサーをしている友達に聞いてみると、伝えたいという熱意が大事なんだそうで。なるほどねぇ。確かに本気で伝えたいことは山ほどあるが、どえもこれも希望に満ちた新人さんたちには酷な話だったりする。「こういうことをやったら、うちの部から人事部宛に『意見書』みたいなのが行ってボーナスカットされるので止めましょう」「こういうことをやった人が居て、それをお上にチクられて大事になったので、人間関係だけで何でも片付くと思うな」とか。知った上でどうにかなるもんじゃないんですけど。
やっぱ、営業現場に居ると、善悪の判断は段々無くなってくる様な気がしてならんのです。ばれなきゃオッケー? そりゃそうかもね。ただ、本当にデキる人は悪いことをしなくてもばっちり仕事してくるもんなんですよ。その辺りをしっかり伝えるかな。
さぁ、一度鏡相手に授業してみるかな。