意思が全てを決める

成功を目指す若者へ、経営者へ―悩みがあるってことは可能性があるってこと

成功を目指す若者へ、経営者へ―悩みがあるってことは可能性があるってこと

この方は、国鉄に勤めながら夜学に通い、公認会計士に合格して事務所を立ち上げ、今では一大コンサルグループを作り上げてる凄い方です。最近は、こうした凄い人が書く自伝やら体験談やらを読むのが楽しい。言葉に重みがあるような気がするし。
ちなみに、これはわが社で一番偉い人から貰いました。曰く、仕事で貰ってきた、読め、と。そうですか。
内容はというと、今までこの人が色んな媒体に書き散らしてきた文章を一冊に纏めただけなのですが、本のあちこちに参考になる部分がある。流石に経営者として30年近く頑張ってきた人は違いますなぁ。中でも衝撃を受けたのがこれ。

目標達成できるできないの差の要因の90%は「気」「意思」の強さの差だ、と私は思う。
即ち、何かに挑戦する時には「やり切ろうとする意思」と「やり切る意思」を持ち続ければ目的達成確率は格段に高くなることは間違いない。それに対して、最初に「逃げ」の心を持って挑戦した場合で目標達成できることはまずない、と思う。

……なんでこんなに心にグサっとくるんだろう。逃げてては目標を達成できない、か。だから背水の陣って言葉があるんだろうし。でも、これは私のような意志の弱い人間には相当に難しい。ということは、俺はいつまでたっても大成できない?! こやつめ、ハハハハ!
500ページ近いけど、一気に読めてしまいました。しかし、この本は若手向けでもあるけど、経営者向けでもあるんだよなぁ。経営者が直言から目を逸らすようになったら会社は傾くような気もするんですが……