ちょっとまずい本を買ってしまった

閉店5分前の本屋に駆け込んで、色々買ってしまった。

姉ちゃんの詩集 (MouRa)

姉ちゃんの詩集 (MouRa)

公言どおり買った。現役女子高生が小中学校在学中にこつこつと書いた詩を集めたもの。ほのぼのと、ちょっとの毒と、不思議な世界と、とんでもない結末は、活字で改めて見てもやっぱり面白い。声を上げて笑ってしまう。姉ちゃん自身のコメントや、お母さんの後書もいい。もう少しボリュームがあればなぁ。少しエッチな詩も削らずに載せて欲しかった。破廉恥!
となりの801ちゃん (Next comics)

となりの801ちゃん (Next comics)

その隣に並んでたので、絵柄とタイトルで衝動買い。面白すぎる。やっぱり女の子は怖いと思った。
ザ・取り立て (宝島社文庫)

ザ・取り立て (宝島社文庫)

上の二冊と並べるとカモフラージュといわれても仕方が無いチョイスだが、仕事上の興味もあって敢えて買った。まだ読んでる途中だが、本当に善良な債務者(勝手に契約書に名前を使われたのに、律儀に返す人も居るんです。)から、過酷に取り立てるのが嫌になって会社辞めた人の話とか、銀行の貸し渋りの話とかがずらずらと。
教育基本法を変えて愛国心教えるのもいいけど、絶対にお金(の恐ろしさ)や契約(の恐ろしさ)、法律(の恐ろしさ)に関しても教育をするべきだと思う。低所得なのに射幸心を煽る広告に騙されて一杯買い物して、リボルビングだから借金負担が分からずどんどん買い物を続けてたら、ある日病気で働けなくなって多重債務者へ真っ逆さまとか、よくあることなんだし。この場合、いったい誰が悪いのか。利潤を追求する会社か、騙される消費者か。今の日本は、この「騙される消費者」を保護しようとしても、減らそうとする気は薄いんじゃないか、と思わざるを得ない。
オチが無い。ま、いっか。