彼女の誘惑

縁切り神社に行ったお陰か、悪縁はほぼ切れました。メールの頻度も大きく減りました。借りている物も郵送で送りつけて返す事でまとまったので、もう二度と会う事も無いでしょう。ご相談にのってくれた方々には心から感謝いたします。

さて。今日も今日とて4時過ぎに会議室で一人淋しく昼食を摂っていたら、職場の女の人がやってきてお茶を入れてくれました。その人とは昼ご飯が一緒の時間帯になるので、そこそこ話もして仲良くなりつつある人です。でも、何でこんな時間に来てくれたんだろうか。
そしたら「課長と外食する事になった」と相談を持ちかけてきました。「課長はいい人なんだけど、職場の話を外でしたくないし」と、なかなか困っている様子です。大変ですねぇ。「一周忌とか家庭の事情を持ち出してみてはどうですか。それでも断りきれなかったら、会食と思って背水の陣で行ってみてはどうですか。それか、夕飯だと重くなるからランチでさっと済ませてみるのもいいですね」とテキトーにアドバイス
でも、その人は「うーん、行きたくないなぁ」とぼやく。ああ、誰かに話を聞いてもらいたいんですね。そして、追い討ちをかけるように「yakitoriとだったら行きたいのに……」と。うほっ! モーションかけられてるのかな? ロコローション? いっとく? いっとけ! (混乱中) その場で即答は避けたけど、ケータイの番号まで交換してしまった。しかも半強制的に。

と、ここまでだったら、よかったんだけどな。




とりあえず、俺には不倫は無理です。そして、向こうは20も年上です。高校生になる子どもさんもいるというのに。確かに話は合うし、体もエロいし、いい人なんだけど……こういうとき、どうしたらいいんでしょうか。向こうの気持ちを読みきれてないので、大変困ってます。
そして、さっそく夜に電話掛かってきて「今何してるの?」「会社の人とメシ喰ってます」「たいへんねぇ〜」「終わったら電話しますよ」「いや、今から旦那を迎えに行かないとあかんから、また電話するね♪」 リアルすぎる。そのまま切り取って小説とかに埋め込んでも違和感無いと思う。というか、発信履歴消しといてください。おながいします。
ま、普通に生きているよりは楽しいので、このままでいいか、とも思ったり。それで死なない程度のネタが作れるんだったら、作れるほうに動きますよ、もちろん。と、あとには退けないようなことを言ってみる。

それにしても、ここ一ヶ月、危険のほうから俺に近づいてくる。やっぱり厄年のお払いに行っとくべきなんだろうか。