南みちのく放浪の旅Vol.1〜静岡で見た地獄

yakitori2003-03-01

朝6時。最寄り駅である六甲道から快速電車に乗る。この時間帯は新快速が走っていないため、快速に乗るしかないのだ。米原(滋賀と岐阜の県境)まで二時間、何をしようかな……Zzz……
気がつけば滋賀県に居た。朝8時過ぎ。ちょうど通学途中の高校生たちが乗ってくる時間帯だ。うんうん、やっぱり制服は良いですねぇ。神戸線京都線といった通勤に使われる路線だと、サラリーマンの姿に埋没してしまってなかなか見えないものだが、地方での電車の主役は学生。よって、よく見えてしまうのです。マナーの悪さに辟易することも多いけど、こういったスカート姿を見ると菩薩の心になれますなぁ〜ぐげへへへ(←もうダメだよ、あんた……)
そして、米原で新快速に乗り換え、豊橋へ。腹ごしらえのため駅でうどんを食ったら、おつゆが赤ダシの味だった。何考えてるんですか。で、豊橋で普通に乗り換えるわけだが……豊橋から熱海まで180Km、3時間。乗り換え無しだからずっと座っていないといけない。しかも追い越しの為によく停車する。……途中静岡あたりから腹の調子がおかしくなりました。座りすぎで。三島から熱海のトンネル区間(箱根八里)は本当に地獄。脂汗を浮かべてハァハァ言いながらじっと時が過ぎるのを待ってました。私の前の席にも、同じ境遇(18キッパー)の婦女子二人連れが居たのですが、彼女らは私のことをどんな目で見てたでしょうか。
で、熱海で一息ついてから快速で東京へ。まぁ、一息だけじゃなくて、しっかりと出してきましたが。その区間も何があったか覚えていません。ただ、鈍行で移動するのはもう止めよう、と誓った事だけは覚えています。
東京駅でいろいろと写真撮影したあと、「はやて」のチケットを学割で購入。わくわくしながら乗り込んでみたはいいものの、やたらと人が多い。なぜだ。貴様らごとき貧民どもが、全車指定席の「はやて」に乗れると思っているのか?! 身の程をわきまえい!! ……その時は、完全民営化記念とかいってやたらと安い切符が売り出されてたからなんですが。
ま、それはそれとして。さすがに一番新しい新幹線車両だけあって、実に乗り心地が良かった。内装もまぁまぁ。でも、ずっと内装だけ眺めていても飽きるわけで……Zzz……なんだかんだで移動時間の二時間弱をほとんど睡眠に費やし、仙台に到着。
さすがに東北第一の都市だけあって素晴らしく大きな駅でした。駅施設の中にいっぱい買い物できる場所もあったし。それに、少し駅から出てみれば牛タン屋やずんだ餅屋といった、いかにも仙台ならではの店から、スターバックスやヤキトリ屋の屋台まで。実に魅力的な街だと思った。ヨドバシカメララオックスもあるし(違
夕飯はきすけという牛タン屋で喰らう事にした。牛タンと白菜の漬物(結構量が多い)とテールスープと麦飯がセットになった定食が1200円。普段の生活ではこれだけの金額を食事に使うことなどありえないが、旅先だとどうしても大盤振る舞いしてしまう。これだけの大枚を叩いたのだから、生半可な味は許されないのだ。
(゜д゜)ウマー
いや、牛タンをタレで頼んだんですがね。これがまたなんともいえないウマさ。大抵牛タンはペンペンに切ってあるから肉厚を感じられないんですが、さすが本場。きっちりと分厚く切ってありました。この分厚い牛タンからほとばしる肉汁。ああ、頼んでよかった。それをおかずにして掻っ込む麦飯のこれまた美味いこと。で、箸休めの白菜の漬物も薄味でちょうど良い。テールスープもなかなか。これが1200円で喰らえるんだから、仙台の人は幸せだと思った。
で、喰った後は駅徒歩1分の健康ランドで寝ることに。2000円程度ででかい風呂に入れて眠れるのは素晴らしいの一言に尽きる。風呂で一日の疲れを落としつつ、まだ見ぬ松島や伊達政宗像への思いを胸に、一日目の夜は更けていくのでした。ちなみに、かなり狭い浴槽に入って楽しんでたら、そこがかけ湯を入れておく浴槽だと宿のおばちゃんに激怒されてしょぼーん、二日目へ続く。
一日目の行程:六甲道→(JR東海道本線・快速)→米原→(JR東海道本線・新快速)→豊橋→(JR東海道本線・普通)→熱海→(JR東海道本線快速アクティー)→東京→(東北新幹線)→仙台。