ビジネスラノベ
ビジネス書の中に萌え絵の表紙が混じってたので、つい買ってしまった。ボクオタリーマン?って、そうに決まってるじゃないか。
- 作者: 甲斐莊正晃,AKIRA
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2007/06/27
- メディア: 単行本
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全体的に、(特に製造業の)経営の基本的なことが分かりやすく書いてある本だと思いました。経営に大事な要素を身近な事例に置き換えて説明してるから、初めての人でも分かりやすいと思います。
やたらと地理の描写がリアルだった。岡崎工場に行くのに、名鉄のパノラマカーの2階に乗って東岡崎で下車って、どんだけ鉄子なんすか、あなたは。同時に、移動描写をないがしろにしない作者の精神に恐れ入った。
あと、エピローグの言葉が良かった。
「いろいろあるけれど、どんな職場でも共通していたのが、会った人達の仕事の大切さをちえが理解してあげると、とっても喜んでいたことでしょうか。ちょっとびっくりするほどでした」
「そうだと思うね。誰でも仕事をしている人は「自分の仕事がどんな風にして人のために役立っているのか、そしてそれを認めてもらえているか」を、一番気にしてるんだ」
会社は人で成り立っていて、人のやる気を一番出すのはやっぱりこれしかないんですよねぇ。
建設業やサービス業編も作って欲しいなぁ。これで業界の慣習とかを織り込めれば、とっつきやすい業界本にまで進化できるかもと思った。
こういうラノベ見たいなビジネス本は息抜きにちょうど良いし、知識のおさらいにもなるから、今後ももっと出して欲しいもんだ。