日帰りの旅Vol.5〜佐賀編
今回もストレスが臨界点を超えかけたので、ふらっと旅に行ってきました。
どこへ行くのかは、前日（大抵金曜日）の夕方、いい感じに仕事が溜まってきて、ストレスで弾けそうな時に決めます。よし、○○だ、そこで△△をするぞ！ と。○○と△△をぶれない様に決めておけば、大抵何とかなります。だから、人生も何とかなるもんです。たぶん。
今回の目的は、
- 温泉でまったりして、コーヒー牛乳を飲む
- 古い遺跡で非日常を味わう
- あっさり系の美味しいラーメン
の3本です。それでは、つたない旅行記ですが、最後まで見てやってください。もしかしたら、貴方が行くときに役に立つかもしれません。
出発〜武雄温泉まで
朝4時30分起床。前日の夜に同期と飲んでた割には早い目覚めだった。正直、目が覚めなかったら諦めようと思ってたけど、こうなったら行くしかあるまい。というわけで、身支度をして始発電車に乗り込み、一路名古屋へ。
名古屋始発ののぞみに乗車。本当なら金券ショップで何らかのチケットを買ったほうがおトクにいけるんだろうけど、こんな時間に開いているはずもない。しかたないから早めに自由席を占領して寝るか。帰りは博多の金券ショップでまた考えるか。
で、席に座るとき、前に座っていた女性のケータイ画面が見えてしまった。
「今日はありがとう！ 世界で一番ミィのこと愛してるから■(←なんか顔文字みたいなの)」
ああ、そうですか。これを送った男も必死なんですね。いや、百合かもしれないし、男と決め付けるのは良くないね。昔はこういうのを見ると分けもなくいらだったけど、特にそんな負の感情は抱かなかったなぁ。いざとなったら俺もそういう台詞くらい吐くだろうし。
って、まぁそれはさておき。新幹線の中で駅弁を買って食って後はずっと寝てました。駅に着いたときの記憶しかないです。お陰で懐かしい新大阪*1や新神戸も、広島駅側の代ゼミも、関門トンネルも、全てが夢うつつに過ぎていきました。新幹線だと名古屋→博多で3時間30分かかるから、ゆったりできていいですね。飛行機よりも体は楽かもしれない。
寝ながら博多に到着、在来線の特急に乗り換えることに。九州は黒い特急や革張り＋木で出来たシートの普通電車といった、エキゾチックなのがたくさん走ってていいですね。俺が乗ろうとした特急は「かもめ」(長崎行き)＋「ハウステンボス」（ハウステンボス行き）＋「みどり」（佐世保行き）というとんでもない編成。なんでこんな事をするんだろう。それくらいだったら、それぞれ別にして発着の頻度を上げてくれたほうが助かるのに。一瞬
「なぜなら、ここらでとどめのとっておきのダメ押しというやつを出すからだ」
「！？」
「これにはッ！ 勝てるかなッ！！ 高速バスよッ！！」（キャキィィィン）
「『かもめ』プラス『ハウステンボス』プラス『みどり』……三刀流ッ！」
「……………………」
「ウッシャアアアアアアーッ！！」
「オラオラオラオラオラオラオラオラ！！」
とかジョジョネタを思い出した俺はダメな奴だ。ごめんなさい。「ハウステンボス」は親子連れが多かったですが、「みどり」は結構空いてましたね。
武雄温泉〜
まぁ、話が脱線しつつも、最初の目的地の武雄温泉駅に到着。「佐賀のがばいばあちゃん」のロケ地だそうです。ここの市長さんはまだ若いのに相当なやり手みたいで、このロケも町おこしのために熱心に誘致したんだとか。すごいねぇ。
って、それはさておき。駅から歩いて10分少々の武雄温泉へ向かう。
ここの鷺の湯へ入ることに。土曜の昼なのに人も殆ど居なかったし、湯は無色透明のヌメヌメ。タオルも安くで貸してくれる。変に色んな施設がなくて、純粋に湯だけを楽しめる所が気に入った。ここはまた行きたい。駐車場が狭いのが難点かな。ちなみに、写真の楼門は辰野金吾の作らしい。
で、すっきりした後は再び特急で博多方面へ戻り、今回のもう一つの目的地へ。
吉野ヶ里公園〜
神埼駅で降りて、卑弥呼像に感動しつつ、一路遺跡へ。田んぼ道を歴史ロマンあふれる公園に向かって歩いてると故郷を思い出した。だだっ広い平地と田んぼ道が、こんなところでも見れるなんて。風の匂いも、猛スピードで通り過ぎる特急列車も、故郷にそっくり。
そんな郷愁に浸りながら、吉野ヶ里公園に。
広すぎるよ。地元の某歴史公園とは全然違う。弥生時代の住居がこれだけ大規模に立ち並んでると、本当に自分が弥生時代に来たみたいに思えてくる。弥生人の衣装を着てみたり、道具を使って火をおこしてみたりすると尚更。火をおこすときは摩擦熱だけじゃなくて、周りに出る木屑が一番大事なんだと分かりました。50円で火が熾せるのは昨今貴重。
で、歴史建造物だらけかと思いきや、子供たちがわいわい遊べる公園も併設されてるし。すばらしい。よく晴れた休日に、こういうところに子供をつれてきて一緒に遊びたいなぁ。今のままじゃ取らぬ狸の皮算用ですが。
福岡市内〜
歩いて吉野ヶ里公園駅まで行き、電車で博多へ。天神の一蘭で素ラーメンをストイックに食おうとしたら、店にポスターが。なんと4月に名古屋にも店を出すらしい。ようやく近場にあのスタイルで食えるところが出てきて嬉しい限り。
あとはその辺の店で2杯くらい食ってから、新幹線に乗って帰ってきました。帰りももちろん爆睡。
あとがき
結局、一日で約1900キロ移動したことに。大馬鹿者です。でも、これが明日への活力だから厄介なもんです。
そして、随分日が開いてしまったのも悔やまれる。
ま、今年は他にも2箇所くらい考えているので、そのときにでもまた。
*1:学生時代、アクロス新大阪に入ってる会社でバイトしてました
